日本マネジメント協会コンサルティング　学習する組織

組織学習協会創設者のピーター・センゲ氏によって提唱された概念で、「未来を創造する能力を強化し続ける組織、目的に向けて効果的に行動するために集団としての『気付き』と『能力』を継続的に高め続ける組織」と定義されている。組織やチーム単位で学習していくことができれば、個として学習する総和を超えた高度な結果を残せるという考え方のこと。伝統的管理理論、指示命令型の組織運営が経済のグローバル化・社会環境の変化とともに同じ方法論だけでは通用しなくなり、それに代わる理論として大きな潮流となって認識されている。

「学習する組織」は、個人や組織が相互作用を通して、より良い未来を実現するための考え方や行動を獲得し続けている組織です

学習する組織では、組織で働く人々のコミットメント、参画意識、創造力を育むことで、組織能力を高め続けていきます。

学習する組織づくりは、一人ひとりのあり方から、チームのあり方へと、いまできるところから一歩一歩変えていきます

ダイアログダイアログとは、立場や見解に固執せずに、オープンに話し、オープンに聴くことにより、集合的な気づきを得ることができます。

具体的には、まず働く一人ひとりが大切にしている価値や強みを認め、そして想いを共有します。
個人や組織のありたい姿を探求し、それを踏まえた共有ビジョンをつくり出します。

問題に対する対症療法に陥ったり、部分最適の解決策にとらわれないように、皆で取り組むことで視野を広げ、 全体の構造を捉えた中で、より良い組織に向けて、自分たちができる取り組みのシナリオをつくり出します。

各人が主体的に目標を設定し、自分のできるところからその達成に向けて取り組み、その結果を皆で振り返って、皆で知恵を出し合って新たな仮説を生み出し、進化させながら、すばらしい未来の実現に向けて探求し続けます。



組織の縦横の垣根を取り払って、このような取り組みを行っていくことで、所属組織や役割を超えた組織横断的な変革活動に広がっていきます。

ワールドカフェとは、小人数での話し合いのネットワークが全体性を作り上げていきます。会話のネットワークが未来がを創ります。

OSTとは参加者の自己組織化能力を最大限に発揮させて、アクションプランを引き出します。

フューチャーサーチとは、関係者を一堂に集めて、広い視点から過去と現在を捉えなおし、コモングラウンドを発見し理想的な未来がを思い描きます。